初めてのエロ本 【02】

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授業2時間目。

オカチャンとの昨日の約束ばかりが頭を巡り、先生の話は上の空。

そう、オカチャンが裏本を今日学校に持ってきてくれることになってるのだ。

黒板に顔を向けてるが、目線はオカチャンに。

そしてオカチャンと目が合う。

そして二人でニヤける。

昼休みのチャイムが鳴った。
二人は弁当をもって(オカチャンは弁当を片手に裏本をお腹に隠して)隣りの棟の二階にある理科室へと小走りで急いだ。

 
 伸ちゃん、弁当食いながら見よう

僕は弁当より裏本を早く見たかったが、
オカチャンの指示に従った。

弁当箱に詰め込まれたおにぎりを頬張り
オカチャンに「早く!」と目で訴えた。

オカチャンはズボンに挟んだ裏本を取り出し
「ほらっ」と言いながら1ページ目をめくった。

そこには20歳半ば位かと思われる女の人がオッパイをむき出しにして、脚を大きく広げていた。

スケスケのパンツを履いて、肝心のアソコは何だかゴチャゴチャしていてよく分からなかった。

 オカチャン、これパンツ履いてるやん!

オカチャンはニッコリして次のページをめくった。

僕は思わずおにぎりを噴き出した。

 オカチャン、気持ち悪いよぉ

オカチャンはキョトンとした顔で言った。

 伸ちゃんは興奮しないの?

いや、気持ち悪い・・・。

オカチャンが「アソコの奥はねぇ」と言いながら
次のページをめくろうとしたので
僕は顔を青ざめながら

 放課後でいいや
 教室に帰って弁当食おう

と言って何とかその場をしのいだ。

僕は女の人のアソコはてっきり

お花畑

みたいなのだと思っていた。

しかしお花畑どころじゃない、

昔、木を6本かいて「ジャングルと読む」と聞いたことがある。

アソコはまさしくジャングルであり
僕にとっては宇宙の果てのブラックホールのようだった。

当分の間、好きだった貝汁が食べれなくなった。

しかし、こんな自分がまさか成長とともに
変態になるとは知る由もなかった。

▲ 昭和のエロ本はこんな感じでモザイクされていましたw

初めてのエロ本【03】”先生が教えてくれる”へ続く

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