最愛の友は同級生のオカッチだった。
しかし彼は悪友でもあった。
彼は頭は良いが、同じバレー部にも関わらず
腕立て伏せが6回しか出来ないという軟弱ものだった。
しかし、中学2年生にして驚愕のエロさももっていた。
というか、僕が本当の性に目覚めるのが少々遅かったのかもしれない。。。
バレーの部活が終わって、いつものようにオカッチ(悪友)と遊びながら下校していたある日。
オカッチが急に鼻息を荒げて言い出した。
伸ちゃん、女子部(バレー部)の恵先輩好きなんやろ?
「どうして?」となにげに聞いた。
恵先輩の家近くやん
見に行ってみようよ
夏の試合も終わり、まだ残暑が厳しい初秋の日暮れだった。
学校帰り、歩いて15分ほどで恵先輩の家の前に到着した。
二階の部屋には電気が点いていた。
一度みんなで先輩の家に行ったことがある俺(中学生になってようやく自分のことを「俺」と言うようになった)は、奥の部屋が恵先輩の部屋なのを知っていた。
あそこに恵先輩がいるのか・・・
そう思うと何だか心臓の鼓動が早くなってきたのが分かった。
そして数分後、その部屋の電気は消えた。
オカッチ、帰ろうか。
そのときだった、
伸ちゃん待って!
今度はお風呂の脱衣所の電気が点いたのだった。
しかも脱衣所の窓が10センチほど開いている!
しめたぞ!
玄関の門の横で二人はそうつぶやいた。
門の横には車一台分の駐車場。
そこには車が止まっている。
たぶん親も家にいるのだろう。
そして車の奥が脱衣所の窓。
脱衣所の窓は僕たちの目線よりちょっと高いくらいの位置だった。
何やら人影がが見える。
きっと、さっき部屋を出た恵先輩に違いないと思った。
しかし僕らのいる門のところから脱衣所までは少し距離があり
10センチほどの窓の隙間からは中の様子が中々見えない・・・。
そんなこんなしている間に恵先輩であろう人は浴室の中へ入って行った。
伸ちゃん、どうする?
オカチャンが目を輝かせながら聞いてきた。
そして僕が答えるのを待ちきれないようにして、だまって彼は駐車場の中へ入って行った。※1
そして大胆にも少し開いていた窓を全開にしたのだ。
そして待つこと30分・・・
出てきた!
それは紛れもなく憧れの恵先輩だった!
僕ら二人は目まいがしそうになりながら息を止め、窓の向こうに釘付けになった。
濡れた髪をタオルで拭く彼女。
ややショートカットの濡れ髪がまたたまらない。
中腰になって駐車場の門の前に隠れていた僕たちは顔より下の方を見ようと、そっと立ち上がる。
そこには露わになった恵先輩い姿が・・・。
白い肌
これから大きくなるであろう小さな乳房・・・
年頃の女子の裸を見るのは初めてだった。
しかし、肝心のアンダー部分が見えない。

そして、しばらく見ていると、恵先輩のおっぱいは本当に小さく、なんだか前を向いているのか後ろを向いているのかも分からなくなってきた。
するとオカッチは黙って門の隣りにあった電柱に上り始めた。※2
こいつ!
憧れの恵先輩のアンダーを先に見られてたまるかっ!
まるで小学生がかけっこしているみたいに、オカッチの後を追って僕も電柱に上った。
そこにはエロさを覚えたての少年には眩しすぎる世界が広がっていた。
スラリとした体に
小さなおっぱい
長い脚の元には、もじゃもじゃとしたデルタゾーンが・・・
気付かれないかドキドキしながらもオカッチと電柱の真ん中で話した。
なんか真っ黒でよく分からんね・・・。

僕たちはそっとその場を後にした。
次の朝、学校でオカッチが話してきた。
家に帰って一人エッチしようと思ってたんだけどね
帰り道に鼻血が出てさぁ
家に帰ったらお母さんに「あんた悪いことしたんやろ!」
って怒られたよ・・・
って(笑)
オカッチは悪友でありながら親友かもしれないと思った。
※こんな犯罪になる恐れがあります。
【※1】建造物、住居侵入罪(刑法130条)
三年以下の懲役又は十万円以下の罰金
【※2】電気事業法違反
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